よい子は真似しないように!

『ONG−BAK』(邦題:マッハ!!!!!!!)
製作:2003年 タイ 配給:クロックワークス/ギャガ=ヒューマックス 監督・製作:プラッチャヤー・ピンゲーオ 出演:トニー・ジャー/ペットターイ・ウォンカムラオ/プマワーリー・ヨートガモン/スチャオ・ポンウィライ/チェータウット・ワチャラクン/ルンラウィー・バリジンダークン

驚きました。なかなかいいです、この映画。
「1. CGを使いません。2. ワイヤーを使いません。3. スタントマンを使いません。4. 早回しを使いません。5. 最強の格闘技ムエタイを使います。」とわざわざ豪語するだけあって、アクションがホントにすごい。完成された筋肉と「ストリートファイター」ばりの回し蹴り、跳躍。人の頭の上を、車の上を、火の中を、人が飛びに飛びまくります。この人、本当に同じ人間なんでしょうか。ジャッキー・チェンブルース・リーを融合させたかのようなアクションシーンは必見です。しかもありがたいことに、見せ場のシーンはちゃんとスローモーションかリプレイをかけてくれるんですよw
またこの映画はただアクションだけではなく、演出もなかなかカッコいいんです!ガイリッチーを彷彿とさせるカメラワークとテクノ風でエッジの利いた音楽。スタイリッシュでスピード感のある映像と、今までのカンフー映画とは明らかに一線を画す作品だと思います。
いくらなんでもストーリーがインチキくさ過ぎるのと、エンターテイメント性がジャッキーに比べ弱いのは少し残念。
それにしても、主役のトニー・ジャーネプチューンの名倉に見えてしまうのは、私だけでしょうか?「名倉クン」の次回作に早くも期待大です。3・5点(アクション映画だけで考えるなら4・5点)。