2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

ハル、ハル、ハル作者: 古川日出男出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2007/07メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 20回この商品を含むブログ (139件) を見る帯で。太田光は(ウソかマコトか)この本を「テロ」と形容した。(私も)この本を「テロ」と形…

テロル

言葉が足りない。自分を説明するのにも。ましてや。 そのうち、いつか自分の家族(もちろん、それが自分でないとは言いきれないが)が死ぬ。人間式で、死ねば燃す。その、家族が焼ける匂いを(たしかに)嗅ぎたいって。それが記録ではなく、記憶だから。この…

ちむちむ・パレード作者: 鈴木志保出版社/メーカー: 秋田書店発売日: 2007/08/16メディア: コミック クリック: 21回この商品を含むブログ (35件) を見る開けた瞬間に「うあー、すげー」という衝撃が走って。奇をてらった(その時限りの)新しさではなく、他…

【了】思い

教職系の「仕事」終。少し酒。今は「教育」よりも「研究」の思い。この若ぞーめ。

脳/NO

(現在、日経新聞夕刊でコラムの連載もしている)脳研究者の池谷裕二の文章やほぼ日を読んでいると、このふたつの(思索の向う)面白さに比べて、アドルノの見ていた世界(いってしまえば、日常)はひどくつまらないものだったんじゃないかって。肝に銘じて…

Musicalアーティスト: クラムボン出版社/メーカー: Columbia Music Entertainment,inc.( C)(M)発売日: 2007/05/23メディア: CD購入: 4人 クリック: 43回この商品を含むブログ (238件) を見る「てん、」アーティスト: クラムボン,ミト,原田郁子,伊藤大助出版…

電影。

教職系の「仕事」中日。残夏の蝉が鳴く心の中で。つくづくほーし。 5M02。世界陸上でロシアのイシンバエワが世界新記録をかけて飛ぶ。ここで、大事なことは(なにより)、その女子棒高跳びという格子で。決してかたや(無人)ロケットは火星まで飛んでるじゃ…

振語

知層。ないし、地想。もしくは、思層。

like a ?

怠惰将門。 理路整然として因果な理論よりも、(一考)何の関係もないものが平然と並置されるアレゴリーの方に興味がある。というのも今日の朝日新聞朝刊。これとこれが同社会面上。アナクロとハイテク。エロスとタナトス。方や「皮膚培養」だってのに、方や…

凡景

(なんだかいいなと感じる)日景はラフマニノフではなく、家窓からのドビュッシーなんだよな。 なぜだかとても『風の谷のナウシカ』がみたい心模様。頭の中でリンダリンダ。

あどるの

おそらく初めての試写会で。目の前で繰り広げられる(芸能界と言われる)光景はほんと「造りもの」に等しくて。それを心のどこかで嫌だと感じている自分はやはり未だに「ピュアな現実」なんてものを装丁しているのだろうか。 啓蒙の弁証法。全体的にラーメン…

中獄

北京オリンピックが近づきはじめ、連日のように(朝日)新聞などで中国の現状(惨状)が報道されている。大気汚染や食品の安全管理の問題などには、うあー、中国ヒデーな、という卑下の感を隠しきれない。そういえば、中田英。彼は、なにがしたいのだろう。…

青郷

なんだか寺山修司。 旅の皮膚が零れだしそろそろ夏のおしりかつおぶし。ぽろぽろと、まるで。

尽生

(あらいぐま)パスカルの有名な人生観。『パンセ』から。 われわれは絶壁が見えないようにするために、何か目をさえぎるものを前方においた後、安心して絶壁のほうへ走っているのである。 暗い!なんて暗い!でも「暗い」ってなんだ?パスカルの「暗さ」発…

蛾像

ハイヴィジョンデジタル放送などで鮮明になったテレビ画面から浮き上がってきたのは、厚く塗られた化粧と荒れた肌だった。 顔面。 街で。ふと、足元を見ると蝉骸。何の変哲もなく転がる蝉の死骸は、背伸びした(夏の)中学生と同じぐらいいい。 もしわれわれ…

震度

ちちゆれ。べつに、乳が揺れることに意味があるのではなく、乳が揺れることで、居乳が証明されることに(好きな人には)意味があるんだ。 あゝ、クラムボン。音響して。薔薇。ばらばら。

携帯火

朝起きると、机の上で自分のケータイ(Vodafone 702NK2)が発火していた、なんてことはなく、とにかく暑くて汗。 線路に蝉。 もしハイデッガーが蝉の実存について考えていたならなんといっただろう。

蝉骸

バッハ。ニーチェ。変奏曲。グールド。リトルネロ。キルケゴール。タイムトラベル。フーガ。エレクトロ。ドゥルーズ。反復強迫。 燦々と照り焼く日差しに反比例(比例?)して、閑散とした袋街。そこかしこで、夏。蝉が死骸って。

庵パン

夏の怪談話。家出から戻る途中に名古屋で買った餡パンがあったので食べたら、レーズンがすっぱくて、嫌な。 電車内でみた乳母車に入った赤ん坊がものすごいブサイクで(ネゴシックス顔)、もし友達がこんな顔した赤ん坊を、どうだおれの子供かわいいだろー、…

写色

モーニン。家出先のフォト(512MB)をミル。 肉眼の景色に比べて、デジタルカマラで撮った写真に色気がないのは、やっぱりそれがデジタルだからで、あの時の5リットルのポカリやなんやかやもいっしょくたビット。 ナチぃ〜。 てーぜを思いついた。旅は日情の…

家出

尾道へ、2泊3日の家出。帰宅して、あしたから、また日常。いまはいつも通りの旅愁。 旅は残酷で、手元に残っても、いくらかの写真と日焼けの跡。 都会景色。ビルがあって、ギャルとホームレスがいて。 結局、いまの俺にはこれしかないんだよなー、と鍾乳洞。

断景

ピッピッピ、と心電図。ピー、と心電図。西暦何年何月何日何時何分何秒地球が何回回った時「ご臨終です」、と医者。うわーん、と泣く景色すでにつくられ。 なにか最近は、キヨスクの(半)ねえさん、映画館のチケット販売員、景品交換所の(半)ねえさん等、…

ナツイ

こんなところでなにやってんだ、俺!?を、契機としてみても。 たぶん、永劫回帰(最近では永遠回帰)―「反復」から「物質」まではあと弁証法的一歩だ。 夏の暑さはノスタルジーをよぶ。今日はなぜか頭の中でずっと(『ピンポン』の)「この星の一等賞になり…

身即是空

起きれば、くるりの「家出娘」が脳内で反復して。 ドイツ(系)思想の多くは(悪い意味で)とても「フマニスム」(だからつまらない)。それでは世界の(裏の?)大切な強度(郷土)を見失ってしまう。でも、むしろその強靭なまでのフマニスム嗜好が返って「…

殺しのブルース

神宮ビアガルテン。ボウル。カラオーケストラ。悪臭。渇眠。 テーマないし研究計画について思案をめぐらし恒常的な知恵熱と脳内で流れる「殺しの烙印」。 男前〜の、殺し屋は〜、香水の臭いがした〜、 曲がったネ〜クタ〜イを〜、気にして、死んだ〜。

ぺらんぺらん

結局、Google等の(パソコン)の検索エンジンは(情報理論に基づく)新しさの尺度なんだよな。層も回帰も救済もなく、やさしい(現在との?痕跡との?)インターフェイスだけがあって。でも、地球は自転だけでなく公転もする(re-cycle)。 巻頭にある古川日…

心景

鉄コン筋クリートを見ながら気球がとぶ。 心は、色と音楽で出来ている?なんて、言葉ではなく?なんて、莫迦なことを。