テロル

言葉が足りない。自分を説明するのにも。ましてや。
そのうち、いつか自分の家族(もちろん、それが自分でないとは言いきれないが)が死ぬ。人間式で、死ねば燃す。その、家族が焼ける匂いを(たしかに)嗅ぎたいって。それが記録ではなく、記憶だから。この『ハル、ハル、ハル』を読みつつ。