2009-01-01から1年間の記事一覧

信念のご挨拶にかえて

新年、明けるまえに、ありがとう。 語る言葉をもたない皆様との過去こそ、わたしの新年そのものです。

浮きしゃも

日記。Mixiをぶらりすると地元コミ系によくでくわす。しかし、自分はなんらかのこの帰属意識というものが空のように無い。おそらくその原因は自己に分析のメス入れるに、このさきの道程がまた伽藍堂だからだと推測する。またはベンヤミニズムか、ぶるじょわ…

落伍者がきく音

研究系。歴史のため息をきくという観点からこのごろ落語にえらく興味が沸騰している。数は知らないのだが柳家小さんの『長屋の花見』など江戸の時代のこまごまばかばかとした忸怩細部まで記録、いたこ召喚されていて幸せな驚愕をよぶ。終論したらすぐさまBダ…

ケチンボはいつだってたちんぼのよう

日記。年の背中が見え始めて、自分はなんというか過去の人になってきたんだなと実感してくる。というのも、こう思うからである。大抵は年は忘れて新年あけましておめでとう今年もよろしくとそろそろいう景色がやってくる。そんな景色が律儀なからっぽに見え…

反省しようそうしよう

回顧録。なにか酔ってひどくやらかした気がする。「空しい」という感情に、「空(そら)」という字をあてたなのはなぜなのだろう。 階段ホールの入り口は黒い穴のようだ。空間の破れのよう。黴臭い風が吹いてくる。どうも足許がふらついている。でも外見上、…

眼はなにをみているか

心象風景。なんというかえらくすっからかんだ。歩くも眼は冬空ではなくアスファルトに向かう。雲散霧消して前がよくみえないし、あまりにもこう体がふわふわするものだから、つい月へと昇天した梶井基次郎のK氏のことを想う。ふかふかのカフカ。どまどまのト…

なんとなくクリステル

心象風景。日本にいるとなんとなく孤独が深くなる。ふとベクトルが違うことに気づくからだ。なんというかどうしようもない。いっそのことぽきっと折れてしまいたい。

歴史になるにはどうしたらいいですか

自身の研究のモチーフと最近みた映画について。哲学も芸術も結局は歴史であるし、歴史となる。つまり歴史の貯蔵庫として。ここで問題はどのような歴史を、といった内容の問題はつねに形式でもあるのだから、どのように歴史を保存するかということになる。こ…

缶詰ラレル

愚痴る。缶詰は腐りづらいというのはまったくの赤嘘だ。修士論文、もはや変換ミスらせて、終止、終始、収支論文でもいいーんじゃねえかっつう、で缶詰状態が常態の脳内はぷさぷさに腐っちまってる。ああーもうー、なjhf’ぽあj’あえj’あg’いh、

ルイ14世曰く、私の中には太陽が宿っている

回顧と整理のための日記。目と耳をかっぱ開くと周囲は恐ろしく暗闇だったりする。その暗闇を眼の、耳の前にして態度は少なくともふたつに分かれる。ひとつはその暗闇から眼をふさぎ眠りこむこと。もうひとつはその暗闇そのものを目覚める力へと変えること、…

記憶の海に溺れてたい

私的劇画化と記憶、愛について。こないだ駅の地下道で竹内結子のプレミアムモルツ広告をみて惚れてしまいああタイプだななんて思った。こんないまの竹内結子というたとえキレイ現役であれ年齢的には「年増」の女性をタイプと感じるなんてことは、モーニング…

襞に出会うと幸せになる

最近の私的流行について。「研究」と称して映画経験における身体性などというものを考えていくうちにバラバラだった文献、引用、思考のピースは「襞」という一語においてやっとひとつの「星座」へと凝結していきそうな気がする。思えば、さいきんの日常生活…

内蔵を貪り掻きたい

ただの心情吐露について。もう考える、「思想」という言葉が含むようなエッセンスを2倍増しにして、思考することに疲れて頭がまた砂袋のようである。加えて、なにやら左肩甲骨あたりがやたらと自己主張してくるし、内蔵のあたりもきのうからうずいている、ま…

起こりうることはすべて起こりうる

親の小言とひとつの生きしるべについて。基本的に親の小言は「親の古言」以上に聞く耳をもたない。が、ひとつ心にとめている小言がある。それは、なにかがつまらないのはおまえがつまらないと感じているからだ、という説。かなり当たり前だし、ヘタをすれば…

甘えたいときはふたりでただひたすら無言で飲もう

自分の唱える燃焼理論について。自分は、自分に対するなんらかの甘えをつくらないために、甘えが発生しうる原因そのものを願望的には消去するために、結局のところはおそらく抑圧するために、その手段として意志を設定し、意志の強度によって散漫な活動を束…

空空しいぐらいの空涙だったのだろう

個人的なこと、空の青さについて。ここ数日続く憂鬱とした気分も今日の水色空を見上げていたら薄らいだ。空はなぜ青いのか、そう考えた。科学的には太陽光線の屈折率によって、「散乱」というらしい、自分はここでむしろ「産卵」と誤記したいけれども、空は…

毀れるまで飲みたいなと思うときの壊したいものとはなんだろう

極私的なこと、ベルリンから帰国直後ずっと抱いていたあの気持ちについて。なにやらここ数日とても「退屈」な気持ちが続いている。だがここでなにが退屈、なにに対して退屈かと問われても自分の心はその退屈の対象をもたない、なんとなく退屈(Es ist einem …

私の人生は私のものだから私の勝手だなんて思うのは超傲慢だ

どうしてもがまんできないこと、歴史について。これまでの歴史は強者の歴史、つまり強者によって語られてきた強者のための歴史であったという。だからこれからは逆に歴史は弱者の歴史になる、わけがない。というのも弱者はそもそも歴史をつくらない、歴史と…

他者―多謝のない振る舞いを見ると心が痛んでふしふしくるしい

マスクをすること、他者性について。空気は他者の会合だ、そのため、空気清浄機などで、ここでコンテクストの空気をよまない、よめない自分のmac bookは「空気星条旗」という素敵な変換ミスをだした、フロイトは「失錯行為」、つまり言い間違いに個人の無意…

そもそも輪廻は再誕の繰り返しだろう

身の周りの右傾化について。このごろ、身の周りの右傾化、つまり身の回りの風潮が、日本は日本だから好きや、日本人は日本人だから好き、といったような、土地や血、民族に基づいた自国への盲目的な愛が強くなってきている、最近の例としてだすのが、映画『…

息苦しいなあ、いろいろと

自分のとりあえず「論考」、結局は批評の立ち位置について。自分にとって、自分にとって、自分にとって、三回繰り返したからもういいだろう、つまり、他の人がどう考えようと批判はしようとも否定はしないから少なくとも私にとっては、哲学や思想など概念や…

Diskommunikation diskommuniziert Diskommunizieren

永劫回帰や死の欲動の理論からどうしても派生する問題系について、小学生でも分かる言葉で大真面目に書く。 過去が未来で、昨日が明日であるならば、今日はいつだろう?知識や賢さでは退けをとっても、考えることに関しては、もちろんここでは考えることに対…

イヤホンをしているきみの耳にはだれかの悲鳴は聞こえない

狭義の文献学批判、思考すること、呼吸することについて。ゲーテを理解するためにはゲーテのテクストを読めばいいという狭義の文献学的な考え方にはどうも疑問、というかむしろ、反感をおぼえずにはいられない。ここでの反感はもちろんゲーテ理解のためにゲ…

らくだも反芻する

自由やアカデミズムについて。このごろ行動や性格、思考の問題を空間の観点から考えるのが好きだが、大学での議論の場、つまりゼミや講演の場所について考えをめぐらせてみた。というのも、どうも最近あの教室というやつが大嫌いで、とくに机という、つまり…

いびきを書く

「思想」は語るものではなく、使うものだ。 「思想」のテクストは「自然」から抽出されたものであるが、豆腐は大豆でないように、「思想」は「自然」ではない。だから、「思想」と「世界」を読むメディア(媒介者)である批評家は、「思想」を「自然」に対し…

脳くらり

ぐでろぐでろの研究発表のあと、煙草ビア麺媽煙草ビア蒸しビア鶏餃子煙草煙草ビアビアビア煙草ラムコーク煙草ジントニック煙草喰らい、暗い明け方まだ仄かな帰路の途中、脳が砂袋のようで、ああ頭がつかれた。しかしまあ、頭がないし脳が疲れたのであれば、…

天才はヘンタイの賛成なのだ

BOSSの缶コーヒー「ファーストクラス」をついに飲んだものの、その他のエコノミーな缶コーヒーとの違いは名前以外には分からず、その甘い味とは反対に、コーヒーのように黒くニガニガしい思いをした。でも、いいのだ。自分の脳内は仲間との会話によって、い…

すこし資本主義的だけれどもさ

このごろCMではよく見る、ジョージアの新商品「ファーストクラス」、 一日の終わりにご褒美として買おうとするけど、自販機では全くみないな、なんて思っていたら、BOSSだったぜ。 ものを書こうとすると、自分の語彙不足、Wittgensteinを引けば、このことは…

液体になるためにはどうしたらいいだろうか

俺はすでに死んでいた、ことを自己中研究生活に溺れて忘れていた。 知性は、性欲(エロ)や無知性(バカ)を肯定できるのか?という問いにYes we canと胸をはって言えない限り、知性ないし知性的な振る舞いを偏重する気はない。そんなポテンシャルの狭い(ち…

空気を肯定する

気をつけないと、モラルはしばしばエリートの味方だけをしている。神は知だった。でも、共通不変の神である知を想像するためには、体は邪魔だった。というのも、体はまず眼に見える、そのため、万人の体がきれいだったらいいが、どうしても、デブだったり、…