2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

浅草ポップ座

フロインドから『よつばと!』に対する「大きな物語終焉」後のマンガの形式についてコメンタールを受け、夜空を見上げると、よつばと!―ARIA←ヨコハマ買い出し紀行←岡崎京子の星座が見え。きっとポップ座という名。 変音ずつーん。

憑かれ

今週はふじかる・めんたる共に憑かれた。 短編頭痛。音楽を菊。きれいな社会にスクリーマデリカ。

Tシャツ革命

ガチャピンやパスポートなどの変な柄のTシャツを着ている人をよく見かける。Tシャツは構造が単純だから差別化をはかるのは大変そうだ。 眠い。音楽を菊。初期のコルトレーン。

鳩s

がなりを見かけた。メガネをかけて髭を生やした中年男性だった。 探検、だけでなく(ほぼと言っておく)すべてのものは、ルサンチマンではなくパトスでやるものだと感じる。 梅雨で髪がうねる。一足先の海びらきか?

げっぷ浄土

ものを語るのはげっぷぐらいで浄土いい。 リーグルの『後期ローマの美術工芸』を読もうと思ったらまだ邦訳されていなかった。1901,1923年に書かれているのに…。 やりたくないことはやらなくていい、と声を大にして。なぜなら、昔大嫌いだったセロリが今では…

今週のMANGA

よつばと! (1) (電撃コミックス)作者: あずまきよひこ出版社/メーカー: メディアワークス発売日: 2003/08/27メディア: コミック購入: 27人 クリック: 502回この商品を含むブログ (753件) を見るよつばと! (2) (電撃コミックス)作者: あずまきよひこ出版社/メ…

今週のMOVIE

生きる [DVD]出版社/メーカー: 東宝発売日: 2003/03/21メディア: DVD購入: 2人 クリック: 34回この商品を含むブログ (124件) を見る際立てる人生の濃淡。説教臭い。有名なブランコのシーンもさほどよくない。どうやら黒澤監督は、(画面の)隙間になにかモノ…

今週のBOOK

ベンヤミン「歴史哲学テーゼ」精読 (岩波現代文庫)作者: 今村仁司出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2000/11/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 30回この商品を含むブログ (29件) を見る過去の救済。石、廃墟、くずや塵となった現在の「過去」を救うベン…

霊(たま)の記憶

先日、車内に忘れた本を取りに豊田駅。少しぶらり。豊田は、人工的な我が多摩とは異なり、まだ「多摩」の記憶が漂っている。東京郊外としての多摩ではない、「多摩」の鬱陶しさが私は好きで。 たまに(多摩だけに?)、我が多摩が未来の住宅地のように言われ…

末人

電車内に紙袋に入れた本を忘れてしまった。今日買ったものもあったし、なにより早く読みたかったので、最寄駅に照るした。すると、駅員は「分かれば、本の題名を言って下さい」とのたまう。そこで、ツァラトゥストラはこう言った。 「えっとー、ドイツ悲劇の…

人間的、あまりに人間的

閑話休題。 友人のサイトで紹介していたうそこメーカープチをやってみる。結果は以下。 ニーチェなのか!?やっぱりニーチェのせいなのか!? シャーデンフロイデ!!

TAKE IT EASY

TAKE IT EASY (バーガーSC)作者: 岡崎京子出版社/メーカー: スコラ発売日: 1989/11メディア: 新書この商品を含むブログ (2件) を見るおしゃべりもの。空虚とポップ。「ハワイ・アラスカ」とか、わりと好き。

のだめカンタービレ #18 (18)

のだめカンタービレ (18)(講談社コミックスキス)作者: 二ノ宮知子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/13メディア: コミック購入: 3人 クリック: 62回この商品を含むブログ (376件) を見る4コマ漫画的シチュエーション・コメディ。もうすぐ夏でも、飽き…

東京画 デジタルニューマスター版

東京画 デジタルニューマスター版 [DVD]出版社/メーカー: 東北新社発売日: 2006/04/21メディア: DVD購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (43件) を見る『東京日和』の中で陽子夫人が言及(?)していた、ヴィムのこれ。小津へのおまーじゅと、いま…

嫌オタク流

嫌オタク流作者: 中原昌也,高橋ヨシキ,海猫沢めろん,更科修一郎出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2006/01/24メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 120回この商品を含むブログ (145件) を見るおたく批判ではなく、オタク批判ではなく、オタク流批判。教科書…

ヨーロッパ思想入門

ヨーロッパ思想入門 (岩波ジュニア新書)作者: 岩田靖夫出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2003/07/19メディア: 新書購入: 18人 クリック: 159回この商品を含むブログ (87件) を見るギリシアとヘブライ思想を入念に解説し、ロールズの正義論を経て、レヴィナ…

表象 01

表象〈01〉特集 人文知の現在と未来―越境するヒューマニティーズ作者: 表象文化論学会出版社/メーカー: 表象文化論学会発売日: 2007/04/30メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 31回この商品を含むブログ (16件) を見るサミュエル・ウェーバーの学問論を。学…

批判理論の系譜学―両大戦間の哲学的過激主義

批判理論の系譜学―両大戦間の哲学的過激主義 (叢書・ウニベルシタス)作者: ノルベルトボルツ,Norbert Bolz,山本尤,大貫敦子出版社/メーカー: 法政大学出版局発売日: 1997/06/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (4件) を見る主…

意味に餓える社会

意味に餓える社会作者: ノルベルトボルツ,Norbert Bolz,村上淳一出版社/メーカー: 東京大学出版会発売日: 1998/12メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 14回この商品を含むブログ (13件) を見る「現在」のメディア論的状況をカタログ風に羅列。「失われた意…

デカルトの日々

岡崎京子の漫画なんかを読んで、こんな生活いいなー、なんて思って、廻りを見わたしたがどこにもなくて、欲望だけが残って、結局、悩む詩人や精神分析なんかに落ちつくのが関の山だったりする。 電車の社内アナウンスの声が綾波レイとくりそつでなんとなくな…

花男 (3)

花男 (3) (Big spirits comics special)作者: 松本大洋出版社/メーカー: 小学館発売日: 1998/10/01メディア: コミック クリック: 17回この商品を含むブログ (23件) を見る花男はラストがイイと言われる。真偽はさてさて…。GOGOモンスター、鉄コン筋、ピンポ…

竹光侍 2 (2)

竹光侍 2 (BIG SPIRITS COMICS SPECIAL)作者: 松本大洋,永福一成出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/05/30メディア: コミック購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (51件) を見る大洋、侍モノ。フレームまで墨で手書きで書くアニミズム。マンガに…

時をかける少女―TOKIKAKE

時をかける少女―TOKIKAKE (角川コミックス・エース (KCA162-1))作者: 琴音らんまる,筒井康隆,貞本義行,「時をかける少女」製作委員会出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2006/07/26メディア: コミック購入: 4人 クリック: 140回この商品を含むブログ (108件) …

21世紀少年 上 (1)

21世紀少年 上―本格科学冒険漫画 “ともだち”の死 (ビッグコミックス)作者: 浦沢直樹出版社/メーカー: 小学館発売日: 2007/05/30メディア: コミック購入: 3人 クリック: 130回この商品を含むブログ (192件) を見るこれまでの、未来は過去である、という時間軸…

羅生門

羅生門 デラックス版 [DVD]出版社/メーカー: パイオニアLDC発売日: 2002/09/06メディア: DVD クリック: 70回この商品を含むブログ (70件) を見る映像の美学と運動力学。生でも、死でも、人間でもなく、女とそのファルス的権力について考えさせられる。倫理的…

物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか

物語 ドイツの歴史―ドイツ的とはなにか (中公新書)作者: 阿部謹也出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1998/05/01メディア: 新書購入: 2人 クリック: 17回この商品を含むブログ (22件) を見るアメーバのようなドイツを新書一冊でまとめるのは不可能。とくに…

ヴァーグナー家の人々―30年代バイロイトとナチズム

ヴァーグナー家の人々―30年代バイロイトとナチズム (中公文庫)作者: 清水多吉出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1999/01メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 7回この商品を含むブログ (2件) を見るヴァーグナーの伝記、ではなく、リヒャルト→コージマ→ヴィ…

クリムト―世紀末の美

クリムト―世紀末の美 (講談社文庫―文庫ギャラリー)作者: ラミューズ編集部出版社/メーカー: 講談社発売日: 1995/03メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る文庫でどこでもクリムト。暑苦しい讃美な文章がとても鼻につく。カラーなのが非常にうれし…

東京日和

東京日和作者: 荒木陽子,荒木経惟出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1993/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (30件) を見る読み、授業中なのに泣いた。キモイ。同時に、写真/初期映画・記憶・保存を修士でのテーマと決めた。写真論/知…

フラペチーノの看板を見ながら

芸術において、仮に望むらく完全な「自由」というものがあったとしても、おそらくそれは面白いものを生まない。それよりかは、今ここにある制限から脱出する、自由への意志の方がよほど面白いものを生む。…とはいえ、スタバぐらい好きにいけるような自由ぐら…