2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

カタツムリはジャンプできない

安部公房『箱男』読中。もう肉汁滴るメディア論かつ身体論。となるとガチの哲学、とはつまり「なにかについてだけ」その公式をえんえんと述べているような哲学といわれる記述法の存在意義、とまで言わなくともおもしろさは如何に?この問題域は哲学をするな…

嘔吐、ドローイング、げー、でる

自分は思考に関わる問題系に取り組むことが大好きなんだなということに気づく。今更ながら。例えばびとげんの『論考』やれゔぃすとろーすの『野考』と聞くと自然と「萌え」てくる。おそらくこの場合の漢字はそのmoeでいい。 でもたとえば数学者のゲーデルの…

うはむこころ

KAZE二日間。窓を開けてモナドを換気しろ。 ベンヤミンの「星座」モデルとMikrographieと言われる書記法を手がかりに、とりあえずなんとなく対置するとおもしろそうな気がした、カントの認識カテゴリー、ヘッケルの系統樹モデルほか主にドイツ思想史における…

飛んで火に入る

イカンガーって何だったっけか?マジンガーなどロボットの類いだったっけか?とググると「ジュマ・イカンガー」、タンザニアのマラソン選手で。人の後ろを走るスタイルを好まず、常に先頭で引っぱるレース展開が特徴で、その爆発的なスピードは「タンザニア…

しかしまあねなんというか殻

日本系の思想家、吉本隆明は「文学を書くことは自己慰安だ」と言った。ここに自分は「文学を読むこと」を加える。というのも、文学を読むことはただ本を読む、その両手ないし片手で紙の束から成った書物を餅、ページを繰ることだけを意味するわけではない。…