眼はなにをみているか

心象風景。なんというかえらくすっからかんだ。歩くも眼は冬空ではなくアスファルトに向かう。雲散霧消して前がよくみえないし、あまりにもこう体がふわふわするものだから、つい月へと昇天した梶井基次郎のK氏のことを想う。ふかふかのカフカ。どまどまのトマト。べらんめえべらんめえ。なんて書いてると、しりあがり寿のへなへなしたキャラが飛蚊症のように眼の膜に巣くう。線もきたない、第一、モラルくさい。よくわからんがなんというかもう溺死体みたいに寝るのである。竹藪焼けたのである。くてらくてらなのである。