ロスト・イン・トランスレーション

近くにある明治薬科大学を歩く。
どこの大学を見ても思うのが、広いということだ。幅の広い道に、まばらな人の影。無駄な空間。絶えず閑散としている。
うちの大学のどこを探しても、そんなものは見当たらない。愛校心など自分にはない。
ただ、なんと言うんだろう。休日の大学を見ていると、なぜか、途方もない切なさに襲われる。
サークルを辞め、大学との接点が希薄になった今。自分は大学に何を求めているのか。もう一度、確かめる必要があるだろう。