恋愛解剖学入門

『ETERNAL SUNSHINE OF THE SPOTLESS MIND』(邦題:エターナル・サンシャイン
製作:2004年 アメリカ 配給:ギャガ=ヒューマックス 監督:ミシェル・ゴンドリー 製作総指揮・脚本:チャーリー・カウフマン 出演:ジム・キャリーケイト・ウィンスレットキルステン・ダンストマーク・ラファロイライジャ・ウッドトム・ウィルキンソン

今ハリウッドで注目度No.1の脚本家、チャーリー・カウフマンの最新作。これはやっぱりラブ・ストーリーというべきなんですかね?良かったです。
なんといっても、とにかくその映像世界が物凄い。VFXとかCGの凄さとかいうんじゃなくて、そのひとつひとつの映像と映像の繋がりが凄すぎる。ついさっき外にいたはずなのに、いつのまにか自室。夢の中のはずが現実に。あっちのはずがこっちで、こっちのはずがあっちで。……。私なんかじゃ、もう脳みそが追いつきません。映像のラビリンスに迷いこんでしまいました。
でも、そういった一見バラバラに見える映像のピースが、実は「恋の展開図」みたいになっているんですからほんと驚きですよ。どうやったらこんな脚本考えつくんですかねー。「スゲー」の一言。恐れ入りました。
そしてもうひとつ、恐れ入ったのが、主演の2人。ほんとごめんなさい。タイタニックなどの頃とは見違えるほど痩せて、破天荒な性格のケイト・ウィンスレットはすごいキュートだし、ヒゲをはやし、やさぐれた感じのジム・キャリーもかなり私好み(I am straight!!)だったんです。やっぱりステレオタイプはダメですね。
また、ストーリーが「好きな人との思い出を忘れる」というセンチメンタルなものだけに、観終わってから、なんかこう心の底からグッとくるような感動がありました。
玄人向けという声もありますが、オチはきれいだし、別に映画初心者(?)でも十分楽しめる作品だと思います。てか、まだ見てない人は急いで映画館へGO!4・5点。