この映画いったいどこのどいつがつくったのさ?

『DAS WUNDER VON BERN』(邦題:ベルンの奇蹟)
監督・制作・脚本:ゼーンケ・ヴォルトマン 出演:ルーイ・クラムロート/ペーター・ローマイヤー/ヨハンナ・ガストドルフ/ビルテ・ヴォルター/ミルコ・ラング/サーシャ・ゲーぺル/ペーター・フランケ

うわァー、出来の悪い映画だわコレ。
正直つまらない。なによりもテンポというか、話しの流れというか、それが悪い。場面場面の展開がブツ切れで、見てて不快だし、全く物語に入りこめない。
それにどれも中途半端。この映画はサッカー映画なのか、ちょっとした歴史映画なのか、はたまた親子愛映画なのか、はっきりしなさい。べつに風刺を利かせたエッセンスはいいんだけど、結局あんた何がいいたいの?って感じ。息子と父親はいつのまにか仲直りしちゃってるし。芸人でいうなら確実に中山秀征だわ。どっちつかず。
ああ、ドイツ人ならもっとゲルマン魂満載でエキサイティングなサッカー映画撮れると思うんだけど、ほんと「無念」としか言いようがない。でも、イングリットはちょっと可愛かった。
それにしてもいったい、「ぜったいお前らシニア割引で見てるだろ!」と文句言いたくなるぐらいのあの館内の年齢層の高さはなんだったんだろ。
あのしかめっ面した顔。つまんなそーな目。ドイ文関係者に違いない。1・5点(ドイツ優遇あり)。