ＳＷＩＮＧしてない人へのＳＷＩＮＧのススメ

『SWING GIRLS』（邦題：スウィングガールズ）
制作：２００４年日本 配給：東宝 監督・脚本：矢口史靖 製作：亀山千広／島谷能成／森隆一 出演： 上野樹里／貫地谷しほり／本仮屋ユイカ／豊島由佳梨／平岡祐太／水田芙美子／竹中直人／白石美帆

とうとう見た。感想は……。
この映画はもう着想の時点でヒットするのはすでに分かりきっているようなもの。
カワイイ女子高生がいっぱい。おちこぼれ。ジャズ。生音。田舎。方言。青春。『ウォーター・ボーイズ』の監督。これでヒットしないわけがない。で、案の上ヒットした。まさに発想の勝利というやつだろう。
でもまあ、ヒット作ほどおもしろくないとはよく言ったもので（そうか？）、まさにこれもそのひとつ。映画として決しておもしろいとはいえない。
ストーリーははじめっから見え見えだし、女子高生たちのしゃべる方言はかなーりウソくさい。また、やっぱりウォーター・ボーイズの時と比べ、確実に新鮮味は落ちている。しかも、私は曲がりなりにもビッグバンド経験者。どうしてもこの映画を手ばなしで楽しむことはできない。だってどう考えても思ってしまうのよ。「うそー、現実はこんなに甘くないでしょ」って。
だから、この映画はビッグバンド、または管楽器に携わってる人が見てもあまり楽しめないと思う（細かいところがやたらと気になる）。それは私のような初心者なら、変なライバル心も手伝ってなおさらのこと。
でもまあ、ヒットしただけはあって女子高生の青春っぷりは見ていてとても気持ちいうぃ。なんで、関係者以外の方はどうぞ見てください。
ちなみに、私はベースの水田芙美子が好き。って、どうでもいい。２・５点。