料理はイタリアンでも、話は点心風味

『DINNER RUSH』(放題:ディナーラッシュ
製作:2001年 アメリカ 配給:シネマパリジャン 監督・製作:ボブ・ジラルディ 出演:ダニー・アイエロエドアルド・バレリーニ/カーク・アセヴェド/ヴィヴィアン・ウー/サマー・フェニックス/マイク・マッグローン

「ニューヨークの人気レストランを舞台に繰り広げられる様々な人間模様に殺人事件を絡め、一夜の出来事としてスリリングに描いた痛快なサスペンス・ドラマ」ということ。
TSUTAYAのスタイリッシュ部門で1位に輝くだけあって、その映像美はバツグンにいい。主人公が人気シェフという設定なのに、華麗な包丁さばきシーンがないのはおかしいと思うけど、それでも厨房での調理シーンはかなりカッコイイ。
ストーリーも、料理と同様、ちりばめられた伏線たちが、だんだんと調理されていくのは見事。オチもいい。
でも、なんつーんだろ。どーも登場人物が多すぎで、「コレっ!」といったキャラに欠ける気がする。みんな魅力的ならそれでいーんだけども…。少なくとも、私の中には誰ひとり心に残った人物はいません。
どちらかといえば印象に残りづらい映画かも。3点→2・5点。