[ART]演技はすごくても、動かない劇は劇に在らず
『ドレッサー』
作:ロナルド・ハーウッド 演出:鈴木勝秀 出演:平幹二朗/松田美由紀/久世星佳/勝野雅奈恵/西村雅彦
ああ、ダメなの。
それじゃ、ダメなの。
いくら主演の西村と平の2人の演技がすごくても、(←敬略)
動かない劇は劇じゃないの。
設定も、劇団の裏方も裏方の、
ドレッサーが物語の中心だったり、
劇の本番風景をステージサイドからではなく、
楽屋裏から描いてたりするのは、
とても興味深いんだけど、
動かない劇は劇じゃないの。
だって、動かないならわざわざ劇でやる必要ないと思うわけ。
そんなん、それこそテレビでいい。
アップで撮って、しゃべってれば、それはそれで画になるし、面白いし。
劇には劇にしかできない、劇にしかない良さがあって、
自分の中では、それが、
劇のナマモノ(アドリブとか)なところであり、動きであったりする。
とくに、動きなんかは、どんな超人であろうとも、
毎回同じ動きをするなんてことはできないだろうから、
とくに、生の要素が強い。
視覚的にも楽しいし。
のに、
この劇は動かない。
ダメ、
動かない劇は劇じゃないの。
もう終始一貫してこれ言いますよ。
だから自分はムリです。こうゆうものは。
ゆえに、
寝ました。
12、3分。
玄人向けだったのかも、
会場笑ってたし。(←一応フォロー)