すべてに違和感  1・5点

世界の終わりという名の雑貨店
製作:2001年 日本 配給:松竹 監督:濱田樹石 原作:嶽本野ばら 出演:西島秀俊高橋マリ子真行寺君枝川合千春内田滋啓/加藤夏希菊池亜衣松尾スズキ

世界の終わりという名の雑貨店というタイトル。
主演が高橋マリ子
「ささやかな日常を破綻なく継続させるため、
何かを削り取っていく、
希望を抱かぬのは
絶望を恐れているせいだろうか。」というコピー。

この3大要素でこの映画を観ないわけにはいかないでしょう。
ということで、前々から観たいと思っていたんですが、




観なきゃよかった



高橋マリ子をはじめ、
女子高生役の方々がたくさん出てくるんですが、
まあでてくる人、でてくる人


すべて大根


だから、物語に全く入っていけないし、
ローアングル(ミニスカのどアップ)のカットがむやみやたらと多いし、
もうこれはAVですか?



無し。



しかも、肝心な高橋マリ子がどうもおかしい。
なんというか、あの大人びた端整なハーフの顔立ちが、
スクリーンになってしまうと、
日本の風景やら、女子高生の制服やら、しいては日本語までもと、
ぜんぜん溶け込まない。


すごい不似合いというか、
これが作り物であることが丸出しというか、
まあ、もしかしたら、
主人公の居場所のなさを表すために、
監督があえて、
そういう違和感の塊のような高橋マリ子を選んだのかもしれないけど、
私には全くもって、



No Good



勝手に自分の中で、
なんで日本ではハーフの人は、
役者ではなくモデルになるのかが分かった気がします。
要は、ハーフの人の洋物の顔立ちは、
日本映画の中では浮いてしまうんです。
逆にいうなら、
ハーフはモデルというような完璧に閉ざされた、
その人個人のみを商品として売る空間でないと生きていけないんです。



話がそれたので終わり。
個人的にハーフは好きです。