年をとったかもしれない

高橋尚子

東京国際女子マラソン


正直、
ハーフマラソンの結果もあまりさえなかったし
足の故障もあるし
高橋尚子はもうダメだと思った


レース中だって
Qちゃんはずっと三位あたりで
解説者は
「高橋選手まだまだいけますよー」
とか言っても
どうせいつものおべっかだと思った


だから、
35・7キロ地点


Qちゃんがスパートして
ぶっちぎった時には


ああ、
Qちゃんが帰ってきたんだ



そんな気持ちでいっぱいで



号泣してしまった



元気で走るQちゃんの姿が
本当に
うれしくてうれしくて
ゴールするまで
涙がとまらなかった



おめでとう&おかえり、Qちゃん