今日はいったいなんの日DAY

なにやら今日はバレンタイン・デーらしい。
そんなことはつゆも知らず、バイト先に来てはじめて気づくという始末。
もちろん、テレビやブログなどでバレンタインという言葉を目にしてはいたが、
現在の限りなく男子校に近いブルーな自分にとっては、
よっぽどロッテのバレンタインの方が現実味がわくというものだ。
目や耳で言葉に触れはしていも、実際にそれが実感として結びつかない、
今の感覚をひとことで言い表せばこういうことになろうか。


どうやらぼくの生活も堕ちたものだ。


が、問題はぼくの生活が堕ちたことではない。
まだまだぼくの生活が堕ちたりないことである。
昔から、過ぎたるは及ばざるが如し、という。
つまり、ああなんだか今の自分の生活って堕落してるよなー、スパー、なんて
ぺらっぺらっに堕ちるから及んでしまうのである。
もし、人生の深淵が見えるほど堕ちることができたのであれば、
もうその堕落ぶりは美徳とも言うべきものであり、
過ぎたるが故に堕落などという低俗な言葉は及びもしないであろう。
だからこそ、ぼくは今、堕落論を再読する。(←本の内容自体はあまり堕ちてませんが)
もちろんのこと、これは屁理屈である。


それにしても、岡本太郎野田秀樹三島由紀夫坂口安吾という組み合わせはまずい。
いっそのことこの際、ウイリアム・バロウズも読んでしまおうか。


べつに今回は、過ぎたるは泳が猿が如し、なんてくだらないことを言うつもりは毛頭ない。
いや、毛頭はまだある。