名は体を表す  langweilig

『FALSCHE BEWEGUNG』(邦題:まわり道)  
製作:1974年 西ドイツ 監督:ヴィム・ヴェンダース 原作・脚本:ペーター・ハントケ 出演:リュディガー・フォグラー/ハンナ・シグラナスターシャ・キンスキー/リサ・クロイツァー

ゲーテの『ヴィルヘルム・マイスターの修業時代』を叩き台に、「ゴールキーパーの不安」の原作などでヴェンダースとは縁の深い作家P・ハントケがその脚色をした、現代ドイツにおける孤独を紡ぎ出す内省的な作品。すべての作品がロード・ムービーのヴェンダースだが、これと前作「都会のアリス」、次作「さすらい」を特にその三部作と呼んでいる。

実はヴェンダース習慣。
こんな映画を撮っていること自体がまわり道なんじゃないかと問いたい。