枠外のMOVIE

ほしのこえ

絶望または虚無について
描いてある(描ききれている)映画・小説・哲学uswを生まれてこのかたずっと見たいと願っている。
生まれてことかた、という表現には若干の誇張もあるかもしれないが、iはあまり過去の記憶を持たない(鶏頭)ために、昔のことは鮮明でないため、ノスタルジーを捏造しても、情状酌量の余地があるだろう。
ショーシャンクの空にライフ・イズ・ビューティフルは、オススメの映画はなに?との私の常套句に対する最も頻繁な第二者、三者の常套句である。無論、そういうものは天邪鬼であるiは観ていないことが多く、上記の2作もまた然り。が、iを産んだ女性が居間で後者の、人生は美しい、の方を観ていたので、ちろりとiも観てみた、いや“みてみた”といっても一回しか観てないが。
感想としては、(無味)乾燥ではないにしても、とにかくまあ、兎に角と、兎に角が生えるほど、これといって面白くない。
パニーニはあまり好きじゃないけれど、ベニーニは好きだけれど、ベニーニが好きなあまり好きじゃないパニーニよりもこの映画は好きじゃない。
注:ベニーニはパニーニが好きそうです。