せいりやなんやかや

旅行前はなにかと忙しい。日々の生活に異常気象をもたらす整理は生理に似ている。荷物の整理、研究の整理、感情の整理、諸々の雑務に追われ、友人のLIVEを二つもブッチしてしまった。まずこの場を借りて詫びます。ごめんなさい。
ここ最近は、早稲田大学教育学部複合文化学科に触発され、また性懲りもなく布団にも入らないで、ロード・ムービーを見ていた。モーターサイクル・ダイアリーズ裸足の1500マイルイージー・ライダーストレイト・ストーリー幸福の黄色いハンカチマルホランド・ドライブと来て、最後にゴダールの、ウィークエンド、を見たかったのだけれど、どうやら渋谷TSUTAYAにしか置いてなさそうなので、代わりに、ヴェンダースの、さすらい、を見た。
ロード・ムービーを見ていると根無し草(unheimlich)な自分を投影してしまってどうもいけない。特にこのさすらいの中に出てくるヴィンターには自分を見てしまう。寂しさを感じず、どこまでも放蕩していく自分を、ときとして、なによりも寂しく、孤独に感じる。つまらないかもしれないけれど、いい映画なので、よかったら見てほしい。
そんなこんなで、いまさらながら卒業旅行でトルコに行ってくる。本当なら、目的もなくぶらぶらと又旅をしたかったのだけれど、地理と日程上、ツアーで行くことになってしまった。だから、これは私にとって三つの意味で卒業旅行になる(こういう書き方は論文臭い)。観光からの、学生からの、自分からの。
バイバイ。