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- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/06/16
- メディア: 文庫
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それにしても、この人は(世間的にはもはや「死に体」となった?)哲学をほんと面白そうに語る。氏によれば、哲学とは、
永遠に破壊されることがなく、けっして没することもなく、存在と生命のあらゆる場面をとおして、この世界に立ち現れ、きらめきだしている、その過剰したもの、動くもの、変化するもの、純粋な差異であるものを、ことばによって、思考できるものにつくりかえること。
であり、それゆえ、
哲学と人類学と生物学は、共通の主題をもつことになる。
という。「そんなんできるの?」というのが正直な感想だが、もしこれが「哲学」ならば、「哲学」は決して今でも「死に体」ではないし、まだまだ「鉄砲」し続けなければならないものだろうな。面白いし。
- 作者: 古川日出男
- 出版社/メーカー: 祥伝社
- 発売日: 2005/09
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まず舞台設定をしっかりとして、あとは会話(セリフ/モノローグ/語り)や場面の移動で物語を展開させていく手法は(なんだかこうしてみると)戯曲に似て。