私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)

私家版・ユダヤ文化論 (文春新書)

ゼミで。論じる際の、反転の方法論は面白いけれども、内容は少し極端な濃いめの味で飽きる。「私家版」を語っているのでしょうがないのだけれども、途中「んっ?ほんとにそうか」と疑問符の箇所があっても論理的に示してないのでどうしようもない、というか「私家版」なのだからしょうがないのだけれども…。
後半。レヴィナス(自体は面白そうだけれど)の(デリダも似たようなことを言っていた)「始原の遅れ」については結局わからず抽象的じまい。