今宵、フィッツジェラルド劇場で [DVD]

今宵、フィッツジェラルド劇場で [DVD]

ロバート・アルトマン監督。遺作。もちろん最近『千のプラトー』を読んでいたせいだろうが、これは「音楽への生成変化」の映画にしか見えない。
マルチに構成されたバラバラなシークエンス、ないし登場人物が音楽を介してひとつに「なる」。動から静への後半の下りなんか特に好きだ。また、DVD特典にあるオーディオコメンタリーでラストシーンについて語るアルトマンとケヴィン・クラインのコメントは泣かせる。大好き。