かみちゅ! 5 [DVD]

かみちゅ! 5 [DVD]

かみちゅ! 6 [DVD]

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かみちゅ! 7 [DVD]

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かみちゅ! 8 [DVD]

かみちゅ! 8 [DVD]

この物語は神様で中学生というあまりにもな非日常を「日常」のように描こうとしている。だから物語はストーリーではなく、個性をもったキャラクターによって繰り返されるリアクションという日々の「出来事」であるし、舞台は濃厚な「土地の顔」をもつ尾道なのであり、期間は中学2年生というなんの発展性もないのっぺりとした1年間なのだ。そのため、お正月はどうしようもなくローファイに展開され、最終回も大団円やフィナーレではなくただの1日として描かれるが、だからといって決して単調というわけではない。むしろそうしてドラマが控え目に描かれるからこそ逆に(パンフォーカスのように)物語の「細部」が際立ち、日々は「景色」となるのであって、そこに、『よつばと!』『あずまんが』『日常』『めがね』などに共通するような、(時空をくすぐる?)なんともいえない感動がある。面白い!あっぱれ!