デメキング 完結版

デメキング 完結版

アントニオーニの映画『さすらい』のように、いつまでも浮上しない物語は時代の「重力」を感じさせる。次々と「夢」を踏みつぶして行くポスト60年代的な世界観は、読中すくなからずいやーな感じだが、そこが奇異でおもしろくもある。裏20世紀少年