真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 4巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン 4巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン5巻 (ビームコミックス)

真説 ザ・ワールド・イズ・マイン5巻 (ビームコミックス)

良くも悪くも読んでいてムカつくマンガだ。おそらくこのムカつきは、サルトルが「ユダヤ人」に対して感じたであろうものと類似する。
それは、つまり電車内のケータイ的、きままに「道徳」を犯しているモノに対する、てめーこっちが我慢してんのにてめーだけなに自分勝手やってんだよという、「ルサンチマン」のムカつきだ。
問題のラストもニーチェ思想をこれだけふんだんに下敷きにしていればああするしかないのであろうという納得感はある。