スクール・オブ・ロック

映画「スリーピー・ホロウ」と「スクール・オブ・ロック」を観たのでその感想を。
まずは「スリーピー・ホロウ」(アメリカ)から。
監督:ティム・バートン 。出演:ジョニー・デップ / クリスティーナ・リッチ。この映画はまずその世界観が魅力的。ほの暗く、つねにどこか不気味なその町の雰囲気についついのめり込んでしまう。そして、これでもかというほどジョニー・デップ。この人がイケてないのにカッコイイ。また、細部までよく手が行き届いたイイ映画なのに、何故かB級の匂いがするから不思議。でもそこが好き。ただ、スプラッターの苦手な自分には、ちときついシーンも。あと、村の住人の名前が似ていていまいち分かりずらかったのも残念。ということで3・5点(5点満点)。
次に「スクール・オブ・ロック」(アメリカ)
監督:リチャード・リンクレイター。出演:ジャック・ブラック / ジョーン・キューザック / マイク・ホワイト。笑いあり、涙ありのこの映画はとにかく主演のジャック・ブラックの存在感がすごい。特に最後の客席へのダイブのシーンなど涙もの。ありきたりだが「本当にこんな先生がいたらなあ」と素直に思ってしまう。金八は嫌いだがこの先生は好きだ。なにかと成績や能率、理性が求められる今の社会。本当に大切なのは、無我夢中に「ロック」と叫ぶこと。大衆に迎合にしてお決まりな人生を歩むのではなく、「自分はこれが好きだ」といえるものとともに生きること。これなのかもしれない。誰一人、脇役なんかいない。不必要な人なんていない。みんながみんなスターなんだ。ウオー!!!まあ、話としては、よくある青春ものだが、使われている音楽なども凝っているし、個人的に好きなので4点。