名声と情欲のあいだ

『sylvia』(邦題:シルヴィア)
製作:2003年 イギリス/アメリカ 配給:ザナドゥー、エレファントピクチャー 製作:アリソン・オーウェン 監督:クリスティン・ジェフズ 出演:グウィネス・パルトロウダニエル・クレイグマイケル・ガンボンブライス・ダナー

死後、ピュリッツアー賞を受賞した伝説の女性詩人シルヴィア・プラスの半自伝的作品です。
正直つまらない。たしかに恋人、母としての自分と作家としての自分との葛藤に苦しむシルヴィアの姿はよく描かれていたと思います。でも、それだけです。シルヴィア・プラスという人がいて、その半生をただ映像化した感じです。
私は映画というものは、ドキュメンタリーでない以上、少なからず印象的なシーンや斬新なカメラアングル、心踊る展開があっていいと思います。そんな私なんで、こういう映画を見るとどうしても「これっ、映画にする意味あるの?」といった感じがしてしまうんです。
それにしても、やっぱり恋路と成功というものは相容れないものなんですかねー。
グウィネス・パルトロウは相変わらずステキです。でもちょっと老けた?1・5点。