特撮クモ男

『Spider-Man』(邦題:スパイダーマン
制作:2002年アメリカ 配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント 監督:サム・ライミ 脚本:デイヴィッド・コープ 制作総指揮:スタン・リー 音楽:ダニー・エルフマン 出演:トビー・マグワイアキルスティン・ダンストウィレム・デフォージェームズ・フランコクリフ・ロバートソンローズマリー・ハリス

マイナー映画好きな私にとって、こういうハデな映画ってなかなか見る気がしないんですが、食わず嫌いはいけません。見ましたよ、ついに。なかなか、いいじゃないですか。
この漫画がアメリカで人気が出た理由として、ヒーロー(スパイダーマン)が「普通っぽい」というのがあると思うんですが、まさにそこがいいです。メガネでガリ勉でひ弱で片思いでドジで。どこにでもいそうな一市民が街を救うというのは見ていて壮観です。コスチュームも手作りですし。素直に応援したくなりますね、こういうのは。トビー・マグワイアも目がクリクリしてて、ぴったり役にはまっているのではないでしょうか。
ただ、スパイダーマンがビルの間をぴょんぴょん飛んでいる時はいいんですが、敵との肉弾戦になった時に、なんかちゃちな印象を受けます。ウルトラマンなど、日本の特撮系に通じる安っぽさとでもいうんでしょうか。明らかにスケールダウン。合成もあからさまでちょっと気になるし。これもこの映画の目指す普通っぽさなんですかね?あと、アクションシーンが意外に少ないのも、もうひとつ。
キルスティンに関しては、もう耳タコなので多くはふれませんが、ただの浮気女ではないですか?少なくとも決して可愛くはないですよね。ええ。2・5点。