春、桜と共に訪れるもの

花粉の飛散とともに、桜の開花が待たれるこの季節、また飲み会のシーズンがやってきました。この時期になると、毎度多くの「上戸」さん達を見かけます。無口が饒舌になったり、おこりんぼが泣き虫になったり、「笑い上戸」や「泣き上戸」など、さまざまな「〜上戸」がありますが、私にはこの「上戸」がどっからくるのか分からない。
考えて見ると、「笑い上戸」の人は、どんな時も「笑い上戸」で、悲しいからって決して「泣き上戸」になるわけではないとこから考えても、これって先天的なものだと思うんです。たぶん。
また、わざわざ「〜上戸」っていうぐらいだから、「笑い上戸」の人だったら、普段はあんまり笑わない人なんです。ということは、「上戸」にその人の性格とかは全然関係ないんです。たぶん。
でも、みんな酔うと出てくるんです。「〜上戸」が。
だから、もしかしたら「〜上戸」っていうのはその人の本性じゃないかって思うんです。酔って理性がスパークすることによって、ムクムクと起き出してくる潜在的な本性。その人が隠している本来の自分の性格とかではなくて、もっとこう動物的に本能の奥で眠っている人格が、「上戸」ではないかなと。言うならば、ある意味で、「上戸」こそが本人だと、思うわけです。
違いますかね。


ちなみに「上戸」は「うえと」ではないですよ。
って言わなくても分かるか。