あれもアメリカン・ドリーム、これもアメリカン・ドリーム

『CATCH ME IF YOU CAN』(邦題:キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
製作:2002年 アメリカ 配給:UIP 監督・製作:スティーヴン・スピルバーグ 原作:フランク・ダブル・アバグネイル 脚本:ジェフ・ネイサンソン 音楽:ジョン・ウィリアムス 出演:レオナルド・ディカプリオトム・ハンクスクリストファー・ウォーケンマーティン・シーン/ナタリー・バイ

たしかにいい映画だわー。
要は、天才少年詐欺師とやり手ポリスマンのおいかけっこ。これを現実のニュースで見たら「ああ、最近物騒になったなー」って感じだけど、これがスピルバーグのうまさなんだろうか?やっぱ夢がある。
どちらかと言えば、悪役はプリオの方なはず。如何せん泥棒だし。でも、かなわない家族への愛とか、誰にも真実を言えない孤独とか、いろんな切ないストーリーを見せられるもんだから、やっぱりプリオの方を応援してる自分。あの少年のような目は反則だわ。
といって、トムが悪役かというと、そんなことはなくて、むしろ人情いっぱいのナイスなオヤジで、いい味出てる。声とかも。
ああ、甲乙つけがたい、素適な人間模様。
プリオとトムの推理ゲームにハラハラ!、ということは別にないけども、やっぱりスピルバーグ。話のエンターテインメント性と華やかさはピカイチ。ハリウッド毛嫌いの私も合格点だ。
でも、141分は長すぎ。3・5点→4・5点。