実は切れのイイ松たか子

ラ・マンチャの男
脚本:デール・ワッサーマン 製作:宮崎紀夫/斎藤安彦 出演:松本幸四郎松たか子/福井貴一/上條恒彦/佐藤輝/駒田一

こりゃー、おもしろいわ。
ディズニーランド、もしくはハリウッド映画的完成度とでもいうのかな。もう舞台上で、ラ・マンチャの世界観が完璧に作り上げられてる。目の前で演じられているラ・マンチャの世界がまるで現実にあるかのように思うぐらい、完成したエンターテインメント。見てつまらないわけがない。
松本幸四郎がうまいだの、すごいだのはもちろんのこと、松たか子の切れの動きには一緒に行った友達の誰もが口をそろえて「ビックリ」。
彼女って、稲森いずみ的おっとり系女優だと思ってたんだけど、そんなこたぁない。親の七光りに頼らず、たたき上げで鍛えられた、れっきとした大女優さんです。歌うめーし。ホレた。
さすが1000回以上も公演が続くだけあるわ。見てないひとはゼヒゼヒ。