My first impression for Hideo Furukawa

私にとって彼の小説を読むということは
いかにも、もの凄い高いですよ、といった包装に
これでもかと言わんばかりに
ワレモノ注意のシールがベッタリと貼られた
荷物を運んでいるときのような、
そんな感覚に近い


すべての文字ひとつひとつが
「ちょっと待って!わたしに注目して!」と呼びかけ
飛ばし読みはおろか流し読みさえ許されず、
高級フランスワインのように
一語一句、じっくりと味わわなければ
それがマナーに反してしまうかのごとき強制力は
読むものを文章の手前でがんじがらめにする


もう、ここまで来ると、
言葉は凶器なんじゃないの?


と、いうのが現在のところの印象
続きは風呂の中でじくじく読んでいきます


でも、意識しなければまばたきもできないような
今の自分にとって、こういった小説はちときつかった…orz