迫りくる芸術
『シュテファン・バルケンホール 気の彫刻とレリーフ』
圧倒的に身近
「すいません、この作品ください」と言えば、
「はいっ、300円になります」と返ってくるだろうな、と思うほど、
子どもが作品の上で遊んでいても
「コラコラ」の一言さえ言っとけば、すませてもらえそう、と思うほど
キーホルダーにいいかもな、なんて思うほど、
お手軽な、ファーストフード・アート
ただ、こういう風に、
芸術が日常のレベルまで下りてくるのはすごい残酷でもあって、
「さっきからおまえ、俺の作品見て、
滑稽だ、滑稽だ、笑える、カワイイ
とか思っちゃってるけど、
その作品のモチーフ、おまえだから」
「ギャーーーー」
という、サスペンス風大どんでんが起こりえてしまう、
とも思えたり……
ちなみに、
これら「Mr. Everyman(ミスター・エヴリマン)」と呼ばれる
一連の作品について
製作者のバルケンホール氏曰く、
「誰でもなく、誰でもありうる」とのことです
けっこう好き
興味のある方はこちら→http://www.operacity.jp/ag/exh66.html#