落語はいいけど、落伍は苦しい
『第39回三三・小太郎の会』
根っからの多摩っ子の僕は、
江戸っ子の世界などとは無縁の生活
もちろん落語も今回が初体験
半分はクリスマス・イブに落語なんかに来るやつは
どんな酔狂かい、との思いでいってきたが、
こりゃまたびっくらこきのすけ、
予想に反し立ち見まででる大入りじゃないか
正直、ぼくは、「古き良き日本」のような
古かろう良かろう、
昔は良かったの、
保守的な日本賛美は好みじゃない
でも、実際に聞いて感じたことは、
落語は本当に気持ちよし、ということだ
落語家なんて言葉のスペシャリストと言ってもいいかもしれない
手ぬぐいと扇子、べしゃりひとつだけで
すべてを演じあげててしまう語の流れ、響きには
ラッパーも三行半を突きつけられてしまうほどだし、
題材となっている
武士は食わねど高楊枝、などに代表される心意気は
まさに素敵な「粋」以外のなにものでもない(←好き)
別に、これが日本だ、は思わない、
マイケルも言っていた(←von GODFATHER)
時代が違うのだ
ただ、以前は確実に存在していた
日本人の心の形象のひとつとして
こころの片隅に鎮座させておいても、損はないと思う
クソったれねぇ、やつはいねぇ
言葉も使いも予想以上にフランクだったりと、(←マジとか、ヒューザーとか)
かなり楽しめる上に教養にもなって2000円弱なら、
事あるごとに行こうかな
お後がよろしいようで
カカカン