新感☆覚時代劇 ３・５点

『阿修羅城の瞳』
製作：２００５年 日本　監督：滝田洋二郎　原作：中島かずき（劇団☆新感線）　出演：市川染五郎／宮沢りえ／樋口可南子／沢尻エリカ／小日向文世／内藤剛志／渡部篤郎

江戸を舞台に、数奇な宿命を背負った鬼女と鬼祓いの腕利きだった舞台役者との禁断の恋を描いた時代劇アクション・エンタテインメント。松竹と劇団☆新感線による共作で上演され大ヒットした同名の舞台劇を映画化。

基本的に洋楽と洋画が好きでバタくさいぼくだけど、
時代劇は好き、それもバタくさいと言えるけど…
そこに、劇団☆新感線の派手派手演出とくれば、
ぼくにとって、鬼に金棒だ
で、見た

まあ、「恋をすると鬼になる」というとんでもない設定なんで
ストーリーの充実自体はどうでもよいにしても
ＣＧやセットがいくらなんでもちゃちすぎる、これなら特撮ものの方がまだまし
もう、だから邦画は嫌なんだ
とはいかない、この映画は違う
とにもかくにも市川の染五郎が良すぎる
殺陣の動きの美しさだったり、
セリフの言い回しのテンションの高さだったり
この映画の彼はぼくの映画史の主人公の中でも五本の指に入るのは間違いない

よっ、色男！この千両役者！

彼の真髄を見た
それだけで、十分に見ごたえある