くささくさやくらす  lala

ALWAYS 三丁目の夕日
製作:2005 日本 監督:山崎貴 原作:西岸良平 出演:吉岡秀隆堤真一//小雪堀北真希三浦友和もたいまさこ薬師丸ひろ子/マギー/温水洋一小日向文世木村祐一ピエール瀧麻木久仁子奥貫薫/古行和子/石丸謙二郎松尾貴史

実はみてた。曲がったわたしのアンテナにはなかなかこういうのは引っかからないのだが、実家ならそれもまたありうる。
見るまえからすでにいろいろな情報をしいれ、すでにうだうだ考察していたため、斜めから見ればそりゃ云々ある。でもこれはこれで「良い映画」でしょう。この映画をすぐに全面否定するのは、性格が曲がっている証拠だ。日本の“大作”映画にありがちな、ある意味ハリウッド顔負けなうんちVFXなんかより、こういったCGの使い方の方がよっぽど身の丈にあっていていい。とにかく、大切だと思うのは受け手がこの映画をどう消費するのか、ということ。(今までの)学問の中ではたいてい「バカ」扱いされている大衆だが、やっぱりこれはおかしい。第一、そう論じるお前も大衆だろうと。
地下鉄(メトロ)に乗って』もそうだし、今こういうものが流行るというのは現象としておもしろい。いわゆる団塊の世代の人がこの映画をみて「あのころはよかったな」と言うのは分かるが、若者が「古き良き日本」って。おまえの「古き良き」はせいぜいFFⅢぐらいだろうて。
ただ泣ければよいってものでもない。