発散24

近いうちに抑圧される予感がしてきたのでワタシの残滓を発散させよう。抑圧されたものは回帰するらしいし。
ワタシは論理を信じてない。革命とは斬首であるように、論理もまた斬首だ。「きれい」なものは存在しない。「きれい」は雑菌の排除であり、論理もまた他者の排除だ。客観は存在しない。ポーの『群集の人』における観察者がそうであったように、客観は主観に帰結する。たとえそれが主観でも、伝わらないものはない。すべては誤読という形で伝わるのであり、伝わらないものは「正しさ」だ。逆に客観は「正しさ」を伝える。「正しさ」はそれだけでは存在しない。
四角い白紙に円を描いたとき、わたしたちはそれをまず円として知覚するのであって、円状に空いた四角形と知覚するわけではない(ヴィリリオ)。だが円があるとき、そこには必ずそれ以上の白紙がある。「正しさ」の後ろにはそれ以上の「正しくなさ」がある。それでもまだ論理的で客観的か。多細胞生物が単細胞生物になる必要はない。まずは主観を散らすことから始めたらいい。矛盾のない論理がどんなに恐ろしいものか。とにかく論理は嫌いなんだ。