2007-10-09 ■ MANGA この世の終りへの旅作者: 西岡兄妹出版社/メーカー: 青林工芸舎発売日: 2003/12メディア: コミック購入: 3人 クリック: 37回この商品を含むブログ (22件) を見るキュビズム的でシュールレアリスム的な画風が不吉さを誘う。ナレーションによって強烈に方向づけられた物語は、「カフカのようだ」と形容されることが多いが、もちろんカフカ的ではあり「掟の門」等モチってはいるが、それ以上にフロイト的だ。そして、『テキサス・チェーンソー・ビギニング』に続いて、まさかのカニバリズム再臨だ。もうこれは「トーテムとタブー」を読むしかない。 漫画というより、絵本に近い気がするが、さて漫画と絵本の差異とはなんだろう?後。分かった!主人公が(オンボイスで)しゃべらないからだ。 カフカ、フロイトのメタファー集といってもいいかもしれない。