シガテラ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

シガテラ(1) (ヤンマガKCスペシャル)

ギャグなし古谷実。ダメダメな、どうしようもない「日常」への反抗がバイクに乗って走ること(を脳内でイメージすること)というオープニングからの閉塞感。『リリイ・シュシュ』や『エヴァ』のように、「(物語の)終焉」を詩的に過剰に描くのではなく、ただただ小さく物語る(のであるが、反ってそれが僕にはとても詩的で)。
ストーリー自体は大方、先が読めても身振りが好き。