逃亡くそたわけ―21才の夏

試写会。美波。こういう、(実際は)ラヴストーリーの装飾的要素のためだけに、精神病やら、哲学(ヴィトゲンシュタインヘーゲルマルクス)やらを使った映画は好きじゃない。かといって、スタイリッシュ(とよばれちゃうんであろう)映像も過去のスタイリッシュ(とよばれてきた)映像のデジャブ。ロケ地が九州であることを売りにしているが、その九州は南アメリカの気取った模像にしか見えない。ならば、なぜ九州である必要性があったのか?日本国内のオリエンタリズム。つまらない。キャラメルポップコーンって案外うまいな、ってことの方がよっぽど印象的だった。