バレエ・カンパニー [DVD]

バレエ・カンパニー [DVD]

ロバート・アルトマン監督。上演構想段階での予算獲得の紛糾を描いたり、上演中の舞台袖からのカットを入れたり、バレエの「カンパニー」そのものの内幕群像に焦点をあてた映画。「映画におけるダンス」の一貫として見た。
が、ダメだった。ダンス映画において、ダンスはそれだけでひとつの物語上の主題であるから、映画の物語性自体を破壊するダンス(シーン)の力が生まれないのは当然といえば、当然だ。しかもバレエは群舞だし。しょうがない、
なにかを突き破る力とは「マイナーな力」だから。