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クロッシング・ザ・ブリッジ ~サウンド・オブ・イスタンブール~ [DVD]
- 出版社/メーカー: Viictor Entertainment,Inc.(V)(D)
- 発売日: 2007/08/24
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「クロッシング・ザ・ブリッジ」というタイトル通り様々な交差がある。
映画技法的に,素早いカットの切り返しによる,ミュージッククリップ的クローズアップの描写とドキュメント的描写のクロス。時間的に、イスタンブールにおける、過去(歴史)と現在(現状)のクロス。言語的に、(少なくとも)トルコ語と英語とドイツ語のクロス。音楽的に、ヒップホップ、ロック、パンク、民族音楽のクロス。民族的に、トルコ人、ドイツ人、アメリカ人、クルド人…のクロス。
『ブエナビスタ〜』のようにコンサートという形でもって最終的に「問題」(ないし物語)を回収するのではなく、結局、最後まで、「問題」は宙ぶらりのままであり、そこが(遍在する音楽の解放性とともに)かえって「問題」の根深さを浮き上がらせる。
イスタンブールという都市の記憶が描く、境界線上のドキュメント。かなり好き。
- 出版社/メーカー: ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン
- 発売日: 2006/06/23
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(映画における)「音」に関する言及もある。
タランティーノがこの映画を絶賛したらしいが、全く同感。
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
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描写に関して。日本映画における(セカイ系に対し)「アスミエナイ系(ないしセツナ系)」の描写は(静かな人物がキレる等)どこかいつもステレオタイプで、どこかいつも(ただの)「ワガママ」にみえる。