虹ヶ原 ホログラフ

虹ヶ原 ホログラフ

浅野いにお。『ちむちむ☆パレード』とはまた違い、「マンガにどこまで描けるのか?」という観点において、このマンガも表現の極北に位置する。
作家性はどうあれ、スクリーントーンの表現が凄まじい。陰影としての使用はもちろん、時には空にも、雨にも、雪にも(!)なり、なにより文字通り目が眩む「光」の描写は、マンガのもつ平面(二次元)の壁を超えている。
「現代のリアルな(!)心象風景」など、テーマ的な問題だけで語ってしまうのは、(べつにいいけど)もったいない。
革命的大好き。