おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)

おやすみプンプン 1 (ヤングサンデーコミックス)

もうこの人の漫画は文句なしに面白い。この世のあらゆる出来事のひとつひとつにはきっと「質」というものがあって、この漫画にはその「質感」が描かれている。また、ペラペラ(もしくは中性的)で全くオンでしゃべらない「プンプン」はどこかウォン・カーウァイの主人公たちに似ている。
ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

ひかりのまち (サンデーGXコミックス)

面白いのはこの物語自体がすべて「郊外」であるということだ。この「郊外」の発するディスクールの糸をひとつひとつ手繰り寄せていけば、きっと面白いメディア論が編みあがるだろう。