無花果環境

通学途中にもらうティッシュの広告を抜く動作だけがやたらスムーズになっていく(だけの、とは言わないが)毎日に疑問を感じることもある。
帰宅途中に車内で前に座るおっさん達の有象無象を見ていると、おそらくそのとき読んでいた『ゴッドスター』とも相まって、元はサルみたいなもんからはじまったのであろう人類の顔も随分いろいろに分化(文化?)したもんだなと、少し生命の偉大さに触れた気になる。
オットセイが鳴くみたいに、オウオウにして、なにか自分の不幸を「環境」のせいにしているような場合、その元凶は実は自らにある、なんてことはよくあることで、そもそも「環境」というもの自体が、情報の空気のようなもので、そんなあまりにも漠然としているものが「なにか」のせいになるなんてやっぱりアリエナイ。と、こんなことを書くのも、今季の『Intercommunication』がエコロジー特集。

ihr HertZ(イァハーツ) 2018年 01 月号 [雑誌]

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