秋刀魚煮たっと?

中沢新一の『アースダイバー』を読中のせいもあるだろうが、おそらく「人間」の内には、「破壊欲」などと類型化された欲望のタイプでは形容しきれないような、無意識的でマグマみたいな破壊への欲望がある。多くの場合それは、エロスとタナトスのセットで描写されるように、セックスでもって満たされ、「表現」もそのひとつであるが、以下の吉増剛造の音楽(と、もはや呼べるのか?)を聴いているときの快感もまた、それに等しい。

死人

死人

でなければ、自分がなぜこんなわけのわからないものを聴いて、興奮、するのか(ないし、できるのか)わけがわからない。