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- 作者: いましろたかし
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2007/09/25
- メディア: コミック
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ダメ人間を描く際にありがちな、毎度なにかに失敗するなど、ドジなシークエンスを連続させるのではなく、ただ日々の身ぶりそのもの(エートス)がダメという、身から出る錆的なダメ描写は、マチエールのしっかりした線とも相まって、哀愁さえ漂う。「カントクシリーズ」で描かれる、どうしよもなさのあまり出てしまう「笑い」など、とくに好き。
- 作者: 福島聡
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2008/02/25
- メディア: コミック
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全体像のみえない、戦争や国家の象徴の「破片」だけを集めたような、現代(ないしポストモダン)っつぽい舞台設定はおもしろいのだが、このごろ、「戦いマンガ」に終始していて、スポコン(少年マンガ)化している感もある。
人を撃つことに対するリミッターのなさには、エヴァのようなライト感があるが、その暴力描写には「痛み」がある。