2007-10-21から1日間の記事一覧

真実の裂け目

『シガテラ』、『ちむちむ☆パレード』または村上春樹『象の消滅』を読んでいて思う。目の前にある幸せも日常も夢も、曖昧で脆いもので、結局のところ、錯覚でしかない。ロマンチックなことも、永続的なことも存在しない。悲しいことだ。でもだからって、すべ…

ぐだり日曜

合間合間に『シガテラ』のラスト3話だけを繰り返し読。まるで反復強迫みたいに。キットラーじゃないが、文学に(荻野と2人で裸で風呂に入る南雲さんの)「笑顔」は描けるのだろうか?そして、その後の恋人は変わっても変わらない(妊娠中の)笑顔の類似も。