此処ニッポンに生まれて

池袋の街に出ると
ぶくろ祭りなるものが開かれている。
そこでは、囃子のリズムが地表を叩き、
僕の心は躍らせられる。


やっぱり僕のからだには日本人の血が流れているし、
僕の鼓動は日本のリズムを刻んでいる。


たしかに僕は、
radioheadをはじめ、
洋楽が好きだけれど、
そこではいつも客体化させられる。
僕の体にユーロビートは流れてない。

でも、囃子は違う。
日本のリズム、メロディーは、
僕が主体であることを許してくれる。
その旋律はいつだって僕のものだ。


僕は世界、しいてはドイツにでて、
世界の人たちと共に生きたいと考えているけど、
それでも同化してしまうのは嫌だ。


日本人の知らない日本の良さは
もの凄いほどたくさんある。


日本だってかっこいい。
それを世界にも、日本にも分かってほしい。


僕はナショナリストじゃないけれど、
やっぱり日本が大好きだから。