ぐうの音も鳴らない

時間的にも身体的にもひさびさのoff。ソファの上で山本英夫の『ホムンクルス』を読んでいると、つけっぱなしにしてあったラジオから若いリスナーの女の子が「リエちゃんのビキニパンツがちょ〜光の速さで波に流されて(笑)」、「リエちゃんのビキニパンツがちょ〜光の速さで波に流されて(笑)」と繰り返し連呼しているのが聞こえてくる。波の速度の問題を光の比喩で語ってしまう言語センスの無粋さ自体はどうでもいいのだけど、きっと本人はその語彙の無粋さに全く気付かず、言ってる側から自分で思い出し笑いしつつ無邪気に「リエちゃんのビキニパンツがちょ〜光の速さで波に流されて(笑)」と言っているのだろうなと思うと、ブリトラの『青のり』で歌われていた、前歯に青のりがついていることに気付かずさわやかに微笑む彼女のことを思い出した。「君が笑顔になればなるほど 君の魅力がなくなってく」。

ホムンクルス 1 (BIG SPIRITS COMICS)

ホムンクルス 1 (BIG SPIRITS COMICS)

青のり

青のり

superfly系の顔が好きだということに気付く。はい、2分10秒頃の顔。